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NINJA1000 エンジンオーバーホール その1

NINJA1000 MY2017 も走行距離75000Km近くになり、ヘッドからのノイズやたまに起こるギア抜け
等々、エンジンに気になる症状が出始めました。
バルブクリアランスは4万キロで一度調整していますが、どうもそれだけでは収まらない気配。
 ほかに食指の動くバイクはなく、NINJA1000SXへの乗り換えもすすめられましたが、
乗り換えに踏み切る要素があまりないため、エンジンオーバーホールをすることに。

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スロットルボディ、マフラー、ラジエーター等々外してエンジンを降ろす準備。

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ヘッドカバーオープン。
モチュール7100のせいでなんか赤色。
カム山はカジリもなく綺麗な様子。

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ピストンとシリンダー。
たまにワコーズのフューエル1を入れたりしていましたが、
まぁまぁピストンヘッドにカーボンはそれなりに堆積。
結構焼けている感じもあります。

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シリンダー。
内面はキズもなく綺麗な状態、驚いたのは7万キロ超で内面のクロスハッチが結構ちゃんとしていた事。
以前はメッキシリンダーの寿命がーとか言われてましたが、耐久性はかなり向上していると思います。

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ピストンスカート。
多少は摩耗しているかな、と思っていましたが加工痕すら確認できる状態、ほぼキズなし。
ピストンリングも著しい摩耗もなく吹き抜けの痕跡もなし。
ビッグボアショートストローク化に伴いピストンも扁平化され、首を振りにくくなっているのでしょうか。

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バルブ。
インテークは綺麗でしたが、エキゾーストの焼けがなかなかのもの。

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インテークバルブ。
カーボンはそんなにありませんが、フェイスの当たりが結構広がっています。

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エキゾーストバルブ。
焼けて白っぽくなっています、排ガス規制のせいか燃焼温度は高めなんでしょうね。
フェイスも荒れ気味。
バルブガイドはやや摩耗しており、インテークバルブに1本曲がりが確認されました。

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オイルパンご開帳。
スラッジ等はなく、メカさんに「7万キロ超とは思えないくらい綺麗」と言われました。
オイル管理と冬場はしっかり水分が飛ぶ状態までエンジンを暖めるのは大事なようです。
添加剤にGRPを愛用してますが、それの効果も?
オイルストレーナーにはちょっと嫌な金属片が・・・

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ケースを割ってミッションとクランクを取り出し。

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クランクとコンロッドのメタル。
変なキズはありませんが摩耗はそれなりにあるようです。

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アウトプットシャフトとドライブシャフト。
ドライブシャフトのギアには問題ありませんでしたが・・・

アウトプットシャフトのギアは・・・
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ツメに欠け

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受けの欠け

アウトプット側で大丈夫だったのは1速ギアだけで、残りはツメや受けにダメージがありました。
オイルストレーナーにあった金属片はここのギアが欠けたものでしたね。

とりあえず現状把握で、あとは不具合部の交換、修正です。
ヘッドは内燃機屋さんでガイド打ち替え、シートカット等々フルオーバーホール予定。
どうなりますやら。
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