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NINJA1000のフロントブレーキキャリパーをアルミピストン化

フロントキャリパーをオーバーホールしましたが、フロントキャリパーのピストンの状態が
ちょっと気になっていたので、思い切って交換です。

初期型NINJA1000はΦ30*2のアルミピストン、MY2014以降はΦ32+Φ30のスチールピストン仕様。
同じ径のトキコキャリパーでアルミピストンのモデルがあり、品番を調べてみると、
シールの番号は同一だったので、流用できると判断して交換してみました(自己責任)。

変換 ~ IMG_5257
左がアルミピストン、右がノーマルのスチールピストン。
強度の関係かアルミはやや肉厚。
テフロン系の表面処理のおかげでメッキのスチールに比べてスベスベです。

念のためミツトヨのデジタルノギスで計測

Φ32ピストン
スチール 直径 31.98mm 高さ 22.22mm 重量 47.5g
アルミ  直径 31.98mm 高さ 22.23mm 重量 24.5g

Φ30ピストン
スチール 直径 30.18mm 高さ 22.23mm 重量 43.6g
アルミ  直径 30.18mm 高さ 22.20mm 重量 20.7g

アルミの方が圧倒的に軽いですが、軽量化は微々たるものです。

スチールピストンの方が熱伝導率や熱膨張率が低いので、フルードに優しいとか、
ヒート時のタッチの変化が少ないとかあるようですが、レースをする訳ではないので・・・
ストリートではアルミピストンの汚れの付きにくさや耐腐蝕性の高さがメリットと思います。

メーカーのスチールピストンとアルミピストンの使い分けの基準はなんなんでしょうかね・・・
SSやメガスポーツではアルミピストンが多い感じがします。

変換 ~ IMG_5237
スチールピストンを

変換 ~ IMG_5260
アルミピストンに交換

ブレーキの効きは変化ありませんが、ダストが落ちやすいのでキャリパーの掃除は楽になりそうです。
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コメント

No title

これはまたマニアックなカスタム・・・
見えないところへのこだわり、良いですね。
ちなみに14年式10Rのピストンはアルミ、
ビッグブレンボはチタンですね。

ちなみにダストシールの無いブレンボは、
フルードにごみが侵入し、ピストンに傷も入ります。
耐久性を捨てるというのはこういうことか、という感じです。トキコのキャリパーはよくできていると思います。

Re: No title

カワサキ純正で新品交換すると高く付く、というのも理由の一つですが(笑
トキコOEMなので、同じキャリパー採用の他メーカーモデルの純正部品で買うと半額以下で収まるので・・
(ピストン、シールのフルセット片側で6050円!)

レーシングキャリパーだとダストシールなしなのでこまめなメンテが必要ですね。
CNC削り出しキャリパーとかチタンピストンとか憧れますねぇ・・・ちょっと手が出ない価格です(泣

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